ヒノキは、古事記にもその名が登場するくらい日本では馴染みの深い樹木です。また、斧などを使って加工しやすいこともあり、古来より寺や神社の建物にも建築素材としてよく使われていました。
今でも残されている法隆寺は世界最古の木造建築物として有名ですが、この寺にも、もちろん使われています。つまり、長く良い状態を保持できる耐久性があるということです。

また、この樹木の芳香は独特な香りの良さがあり、それには防虫作用や防ダニ作用があるのです。耐久性があるのは、この作用が影響していることも考えられます。
ですから、現在の注文住宅にもヒノキを利用して建てたいという人が少なくありません。
この木の温もりや芳香による効果は、人の心をほっとさせるものがあります。また、小さなお子様がいる家庭においては、子供の肌をダニから守りたいという気持ちも強く、また、裸足で過ごして木の温かみに触れてほしいという希望が強いのです。

子供が過ごしやすい住宅というのは、大人や高齢者はもちろん、どの年齢層も過ごしやすい家になるのです。
そのためにも、古来より馴染みのあるヒノキを使いたいものです。
この木が持つ独特な芳香による防虫や防ダニの効果はもちろん、せっかくの我が家となりますから、大切に使いたいです。

漆喰とは、古くから日本の家屋に利用されてきた素材です。いわゆる消石灰を主成分にしており、普通の土を盛った壁よりも防水性に優れ、また、湿気の多い日本においては除湿機能があることが重宝されていました。
今でも、古い町並みを残してある地方で見られる白壁の商家や、各地で観光名所になっている城などの白壁として、目にすることも多いです。

最近、注文住宅では、このような漆喰を利用することを希望する依頼主が増えています。
日本の湿気が多い気候性にぴったり合う素材であり、また、エコ意識の高まりもあって、除湿機を使うことに比重を置かないで天然素材をうまく取り入れようとする動きがあるからです。
ですから、内装の壁や外壁に塗ることを選択した注文住宅も増加しています。注文住宅ですから、家のデザインをおしゃれなものやモダンなものにすることもできるので、古来より使われてきたそれを利用しても、今風のムードを出せることも人気の秘密です。

自然素材である漆喰は、人の体に良くない影響を与えることもある化学薬品や化学物質が含まれていません。
ですから、子供や高齢者をはじめとする全ての人の健康に優しい素材なのです。
また、湿気を吸収してくれるので、さらっとした空気の家で過ごすことができるのも嬉しいことです。

最近地場の工務店を中心に無添加素材による注文住宅を施工する事例が増えています。化学製品を含んだ建材が、シックハウスとして問題になっている事もあり、無添加素材を使った注文住宅の追い風になっています。しかし、どれほどの効果があるのでしょうか。

この手の住宅の壁材は漆喰になります。漆喰の壁は調湿をする性質があるので冬季に暖房をした際も加湿器を使う必要が減ったり、窓に露がつくことが少なくなります。もちろん有害物質が放出される事はありません。　また、ビニールクロスの壁紙に比べ、物が当たっても破れたり傷が付くという事が少ないのも魅力です。むしろ多少の傷が付いた方が趣が出るのが漆喰の魅力でもあります。その他の建材も自然素材が使われており、昔の日本家屋のような長期間の使用に耐える家になっています。

とはいえ、現在の工業化された建材が全て悪いというわけではなく、軽量かつ頑丈という工業化された建材は、住宅の構造体として自然素材では太刀打ちできない有利さがあります。例えば、ベランダ等の床材として無垢の木材を使うと後々の手入れが大変ですが、木材の粉を樹脂とミックスさせた資材はこのような手入れが不要です。

無添加素材は主に住宅の内装に使う事で、より快適な生活を過ごすことが可能です。しかし、外装部分は現在の技術を生かした工業製品を使った方が有利な事が多いのです。

この通りもちろん無添加天然無垢素材専門とか専門性の高い ハウスメーカーさんも魅力的ですが、なにせ選択肢がないので。それよりは、色んな知識を持ったところに提案を受けたいですよね。 例えば、変わったところでは、総檜作りをうたったナチュラルな基本プラン（坪25万円位～）から煉瓦作り（坪38万円位～）等のラインナップがあります。もちろん、標準装備も充実していますので、 こういうオールラウンドな対応が可能な会社が管理人的にはお勧めです。